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音楽と食を愛した作曲家 ロッシーニの生涯

【クラシカエール Blog Vol.9 音楽のここが面白い!】




ロッシーニは1792年、

アドリア海に面するペーザロに生まれました。

両親も音楽家で、努力型のタイプではなかったようですが、並外れた才能の持ち主でした。ロマン派音楽に貢献した人物ではありますが、ロマン主義には否定的。


殺傷や死などのテーマとは一線を画し、喜劇を多く作曲しました。 幼少期はちょうどナポレオン戦争の時代。

ペーザロはフランス軍、教皇軍から奪い合われることになります。

幼いロッシーニはのちに、ナポレオンと同じくらいスター扱いされるようになります。

オペラ作曲家といえばロッシーニが思い浮かぶのではないでしょうか?

ロッシーニはオペラ・ブッファ(喜劇)が多く、

当時の人々には新鮮に映ったようです。

それまでのイタリアオペラは悲劇が中心でした。

(最古とされるオペラはギリシア悲劇、これがローマ時代も受け継がれる。

そして中世は娯楽が弾圧されたため、喜劇は珍しかった)。

ロッシーニの旋律は年を追って華麗になり、

1829年ウィリアム・テルを最後にオペラ界から身を引きます。

ロッシーニは心身疲れ果て後生を病人のように過ごしました。

以後宗教曲の作曲(ミサのラテン語典礼文に忠実に作曲されている)と料理に打ち込みます。 オペラの派手さとはまた違いますが、例えばファゴット協奏曲、

また小荘厳ミサ曲 の旋律やフーガもとても美しく、心に響きます。

1868年、ロッシーニのミラノ音楽楽長宛の手紙より 「音楽芸術とは、完全にイデア的、表現的なものです。


… この芸術の基本と目標は喜び、すなわち簡潔な旋律と明快なリズムでなければならない。我らイタリア人は、そのことを忘れないようにしましょう。」

次回ハイドンのチェロ協奏曲を紹介します

エール管弦楽団    平山 由季

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