4、ブラームス ヴァイオリン協奏曲二長調3楽章

プログラム④  ブラームス ヴァイオリン協奏曲二長調3楽章

独奏:吉江美桜

ブラームスに、パクリ疑惑!?

ブラームスと同じ時代に活躍した作曲家の一人にドヴォルザークがいます。

「遠き山に日は落ちて」で有名な交響曲「新世界より」など、

メロディメーカーとして名をはせていたドヴォルザークについて、

ブラームスは「ドヴォルザークがごみ箱に棄てた旋律のクズをかき集め、私は1曲作れる」と言ったとか。

確かにブラームスで有名な旋律は?と言われても

ピンと来ない方が多いかもしれません。

そのブラームスのヴァイオリン協奏曲ですが、

実はパクリ疑惑があります。

ブラームスは、当時やはりメロディメーカーとして

名をはせていたブルッフという作曲家のヴァイオリン協奏曲を聴いて、

その後作曲したと言われています。

今回演奏する3楽章、ブルッフの3楽章と、確かにものすごく似ているのです。

実際に交互に聴くと、あれ、どっちだっけ?と思うほど。

ただ、ブラームスのすごさは、緻密な構成力にあります。

家づくりに例えるなら、

当時のメロディメーカーたちが高級素材を10枚貼り合わせて壁を作るとすれば、

ブラームスは普通の素材でも10000枚をモザイクのように組み合わせて緻密な壁を作るようなイメージでしょうか。

楽器の使い方、フォルテやピアノやアクセントなど音楽記号の使い方、

すべてにおいて同じように見えて同じでない、

楽譜を見ると、細かい技、隠し味でいっぱいです。

だからこそ、ブラームスは聴けば聴くほど味わいが深まるのだと、私はそう思います。

今回初めて聴く方、ぜひ、2度3度と聴いてみてください。

その度に、新鮮な感動を覚えるはずです。

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