ベートヴェンの執着心

【クラシカエール Blog Vol.4 音楽のここが面白い】
ベートヴェン第九は、
「レ」と「ラ」への執着である。
音楽室に飾ってあるベートーヴェンの肖像を見て、どんな印象を持たれますか?
気にいらないと怒って物を投げる、家はゴミ屋敷、
でも潔癖症、コーヒー好きで1回に使う豆は60粒と決めていた・・・など
色々な変人エピソードが残っています。
ある意味、執着心が強い?
・・・その執着心は第九にも現れています。
第九は4つの楽章に分かれ、有名な喜びの歌は4楽章に登場します。
4つの楽章とも全くタイプが違う曲ですが、随所にレとラの音が出てきます。
1楽章は、大地の小さな鼓動のような音から始まります。
鼓動は徐々に大きくなり、やがてオーケストラ全体が鼓動します。
その音はレとラです。
2楽章は躍動するリズムが特徴ですが、これもレとラで始まります。
3楽章は天上から降ってくるような安らぎを感じる穏やかな曲ですが、
これも、メロディはレとラで始まります。
そして4楽章の最後はラ、レで終わります。
第九が愛される理由は、
こうした隠し味のようなベートーヴェンの「執着」が影響しているかもしれません。
エール管弦楽団 鯵坂圭司
2018年3月3日「新感覚コンサート リラクシーモ」開催決定!
チケット情報 https://relacssimo.peatix.com
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