音楽的な人であれ!
【クラシカエール Blog Vol.2 音楽のここが面白い】
古来、音楽は人と共に在りました。
古代都市には、必ずと言っていいほど劇場や音楽堂があります。
Music[音楽]は、音楽の神ムーサから霊感を与えられ、
芸術へと昇華した最も重要なものでした。
ヨーロッパ文化の源といえば、ギリシア、ローマが思い浮かぶのではないでしょうか?
ギリシア文化は哲学や建築等が有名ですね。
しかし、それよりも音楽が大切にされていたようです。(ex.プラトン『国家』)
教養あり分別のある人は「音楽的な人」と呼ばれ、
そうでない人は反対に「非音楽的な人」と呼ばれました。
音楽はもちろん当時の権力者が力を誇示する為にも使われましたが、
だんだん時代が進むにつれ、もっと人の心を歌ったり、深い心情が込められたりと、
少しずつ変わってゆきました。
エール管弦楽団では、オーケストラのプログラムが数多く扱われますが、
「オーケストラはもともと宇宙や神々の世界と、現実世界との架け橋」だったようです。
音楽は、皆さんからかけ離れた存在ではありません。
言葉では尽くせないけれど、沢山のことと繋がっています。
時に、哲学や絵画、文学、歴史とも通じ合います。
音楽以外の切り口から音楽の世界を覗いてみるのもまた、面白いものです。
音楽を通して遠い異国の世界に思いを馳せてみたり、
当時の人々の息遣いを感じてみませんか?
次回はハイドンの生涯についてご紹介します。
エール管弦楽団 平山

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